駐車場代は固定費、カーシェア利用料は変動費

「¥円で近くの駐車場を借りられますよ」と不動産屋から言われました。車があれば、大きな荷物を運んだり、実家に行き来したり、駅から遠い仕事のために、便利です。迷って相方と検討しました。

 

結論として、駐車場は借りないことにしました。一番の理由は経済面です。もし、駐車場を借りれば、車を使っても使わなくても毎月必ず¥円が出ていきます。(駐車場を借りるなら、車を買うことになるので、実際にはもっと出ていくでしょうけど。)対して、カーシェアなら、使った月は使った分だけかかりますが、全く使わない月は880円だけです。

 

カーシェアの料金は、借りた時間の長さと走った距離とで決まります。ですから、実際いくらかかるかは、始めてみないとわかりませんが、¥円もかからない月があるのではと思いました。なにより、節約しようと思ったとき、使わないという選択肢があるのが良いです。自由が広がる感じがします。

 

ここまで考えて、簿記を勉強したとき「固定費」と「変動費」とを学んだことを思い出しました。たとえば、モノをつくる会社にとって、必要経費のうち、モノが売れた数に関係なく一定にかかるのが「固定費」、売れた数に応じて増減するのが「変動費」です。イメージするなら、機械のリース代は「固定費」、材料の仕入れ代は「変動費」ですね。

 

変動費の考え方は、機械化が進んで、コストカットを目指すなかで登場した」と、たしか簿記の先生が言っていました。もしモノが全く売れなくても固定費は一定かかってしまうので、「利益を出すには、固定費をいかに少なくするかが重要」なのだそうです。

 

応用すると、駐車場を「固定費」、カーシェア利用料を「変動費」ととらえることができます。そうすると、固定費である駐車場代をかけないことには家計管理のための合理性がありそうです。

 

もちろん、人によって家庭によって、車をもったり駐車場を確保しておくほうが合理的な場合もあるでしょう。何にいくら、お金をかけるか、かけないか。それぞれの優先順位をつけることが大切なのだと思います。お金がいくらでもあるのなら、優先順位など決めなくてよいですが、『打ち出の小槌』は存在しないですからね。